読書感想文コンクール結果発表

優秀賞

■人幸 さん 感想文の内容はこちら

○寸評: ゲームに興味をもった心の流れがとても良く表現できていました。
そして内容についても自分なりの解釈を加えて、とてもわかりやすくまとめられています。
まさに正統派な感想文ではないでしょうか。

佳作

■セイヤ さん 感想文の内容はこちら

○寸評:澪里を中心とした友達のあり方についての考察がよくできていました。

■のっぺけ さん 感想文の内容はこちら

○寸評:溢れんばかりの芳乃さんへの愛情に心うたれます。

■寒凪さん 感想文の内容はこちら

○寸評: 澪里さんが、太郎丸への愛を語ってくれました。

■徳盛り丼 さん 感想文の内容はこちら

○寸評:そして、例のアノ人も感想文を書いてくれたよ。
いきなりであるが私は自他共に認める、所謂妹萌えでありドMである。 チェックするゲームには絶対に私好みのキャラクターが1人はいる。妹か強気な娘だ。 しかしそんな私好みのキャラクターが見当たらなかった「神聖にして侵すべからず」という作品には当初興味がなかった。

ある日何となく公式サイトを見ていると何故か公式で大々的に「ぼっち」扱いされているキャラがいた。 国友澪里。 澪里ぼっちなんてミニゲームまで作られてしまっているではないか。 公式のお気に入りなのだろうが私はこのキャラクターに対し、言葉にできない哀しさを抱きながらも興味を持った。 そんな小さなきっかけで私はこの作品をプレイすることに決めた。

この作品のコンセプトは「世界で一番ちっぽけな国」 なんと国民はたったの3人、名誉国民も居るものの3人で国は成り立つのかと思ったが、どうやらこの国、ファルケンスレーベン王国は日本の 地である猫庭に存在する非公式の国のようだ。 正直に言うと私はこの時、定番のヒロインが残念な子設定なのかと思った。

しかしプレイして感じたが、非公式とはいえ王国の屋敷の外装、君主と主人公が月に1度行う巡幸や猫庭の人々の受け入れ方…これはもう1つ の立派な王国である。 王宮正門を国境と呼ぶ点、女王のいることを示す王国の小旗がある点、王室公用(自転)車ファルコン号の荷台を玉座と呼ぶ点 そんな細かい設定がより私を、本当に王国なのではないか?と錯覚させる。

このような二次元だから許される、現実とかけ離れた何でもありの設定は受け入れられない人も居るだろう。 私も現実味がない設定は嫌いな方だが、体験版をプレイし終わりすんなりと当作品の世界観を受け入れている自分がいた。 ひょっとしたら本当に日本にはこのような地があるのではないか、と思えてしまう程である。

理由を考えてみると、なんといっても君主・瑠波の性格にあった気がする。 自分を王女だとか君主だとか思っている人は大抵他人を見下すような高飛車な性格に設定されている。 勿論瑠波も王女であるため毅然とした態度をとるが、彼女は決して他人を見下す事無く地域との交流を積極的に行う。 自国に頼ってくる人を決して見捨てず、自らの危険を顧みず行動する。 更に自分の社会的な境遇をしっかりと理解した上で王女を名乗っている。

成程これは王国として猫庭で栄える訳だと思った。臣民として下僕として是非お仕えしたくなるではないか。

体験版のボリュームで瑠波と王国の特徴が掴めてしまうシナリオは素晴らしいと思った。

だが残念であった点を1つ挙げると、それ故か他のキャラの描写が少なかった。 予てより気になっていた澪里の、残念な、描写は比較的多いが、希と操…特に操は良い人という印象しか残らなかった。 製品版では他キャラの魅力が余す事無く書かれていることに期待する。

最後になるが、当作品のタイトルである「神聖にして侵すべからず」 この意味を私なりに考えてみたが、現時点では全く分からなかった。 国の領土を侵すという意味なのではないかと思うが体験版では危機が迫っているフラグは見当たらなかった、むしろ円満な状態で終わっている 。

モヤモヤした気持ちを抱えつつ、本編をプレイしなくては分からないタイトルの意味がある事に期待して、私は当作品の発売を心待ちにしてい る。
 初めに本作のタイトルである「神聖にして侵すべからず」を知ったときにまず想起したのは、大日本帝国憲法第一章第三条の「天皇ハ神聖ニ シテ侵スヘカラス」のフレーズであった、なので、大日本帝国憲法が施行された頃の日本をテーマにしたレトロなものなのかと考えていた。 しかし情報が公開されていくに従いファルケンスレーベン王国の存在やストーリから今までの考えは思い違いであることがわかったが、今度 はなぜ昔の日本などと関係ないように思える猫庭での話であるのにこのタイトルであるのか、とても不思議に思えた。タイトルは、最初に人 の目につくものであり、また物語のキーワードとなっている場合もあるので、この不思議さ故かとてもこの作品にとても興味を持ったことを よく覚えている。

 次に、7月に実施していた「るはめくり」について、私は毎日通学中の電車の中で見ることが日課となっていたが、開始当初は一部であるに しても本編を見てしまっては新鮮さや面白さが損なわれてしまうのではないかと少し心配になったが、一大学生である、私の心配などプロで ある開発スタッフの方々はちゃんと考えていて、その上で公開しているだと考え毎日更新を心待ちにしていた、そして実際に体験版をプレイ して私の心配は杞憂であったと思い知らされた、それはるはめくりで一度見たシーンであっても前後関係があるのとないのでは印象が違い新 しいものを見たような新鮮さがあってとても斬新な企画であると感服しことも私の中のこの作品の印象をさらに強めた要因であった。 そして体験版を通してプレイして、冒頭の弱った瑠波はかわいい、天真爛漫でどこか抜けている風峰会長はおもしろい、ちょっとズレている 澪里は見ていて楽しい、誰にでも天使のような穏やかな接し方をする希は見ていて安心する、瑠波と澪里の仲を取り持とうと画策し空振りし ている操は見ていて和む、等と登場人物に対する感想はいろいろ持てたが、私は体験版全体において二つのことについて興味を持った。まず 一つ目はキャラクターどうしの掛け合いである。話の相手によってボケになったりツッコミになったりとキャラクターどうしの関係がころこ ろと変わるため、会話ひとつひとつに違った面白さがあり、とても物語に引き込まれた。そして二つ目は瑠波と澪里の関係である、私はこの 二人は対極の関係であると思っていた。なので、澪里はなんだかんだで瑠波に突っかかってしまうのだと考えていた。しかし操や隼人の助力 もあり最後には打ち解けることができたのだが、私は二人が打ち解けるまでの一連の流れで本当の友達の在り方を考えさせられた。操は瑠波 と仲良くできるように澪里を導いていたが、なぜこのようなことをしているのか疑問に思った、もし私が操の立場ならわざわざ相手が好きで はない人との仲を取り持とうなどとは思わないので操の行動には幾分か納得がいかなかったが、操の「実家のことそんなに好きじゃないと思 う」と「瑠波ちゃんが嫌いなんじゃなくて、女王様の瑠波ちゃんが嫌いなんだと思う」の発言で気付かされた、と言うのもただ単に仲を取り 持とうとしていただけと思っていたが本当は澪里の誤解のせいで瑠波をそして王国関係者である隼人を拒絶していたので、その間違った考え から救いたいという信念の下で仲を取り持っていたのだと考えると理解が出来た。誰も気付いていない澪里の誤解を理解していた操は本当に 澪里のことを気遣っていて、私はこれが本当の友達の在り方ではないかと思った。私は友達と接するときは相手を気遣うように心がけていた が、それでも相手を不快にしてしまうことが幾度かあったが、それは相手のことを本当に理解してなくて上辺だけで相手を判断していたから だと操の行動で気付かされた。今までの私の友達に対する考え方では到底理解できない操の行動のおかげで新しい友達の見方を得ることが出 来て本当に相手のことを思うということを痛感させられた。短いながらも残りの大学生活で今回考えさせられたことを礎に本当に相手のこと を思いやるという人との接し方を実践しようと思った。澪里は友達が少ないのかもしれないが、操のような本当に人のことを思いやれる友達 を一人でも持っているだけでも誇れることだと思った。また瑠波に自分の非を認めそして友達になりたいと申し出た澪里はとても勇気があり 、そして澪里自身も人のことを思いやれる人なのだと思い心から尊敬した。近くにいることが当然と思っていた「友達」だが、今回の経験で いろいろなことを考えさせられてとても良い経験になったと思う、そして私自身も本当に誇れる友達を見つけたいと思った。
 諌見 芳乃様へ 

拝啓
 今年の夏は気温の変化が激しいですが、体調はいかがでしょうか?

 さて、今回はあなたとの思い出について語りたいと思います。
 あなたとの初めての出会いは、とある朝食の席でした。
 あなたは息子さんと何かお話されていたようですが、私はあなたのそのお姿に心を奪われてしまいました。

 広めのおでこ、とろんとした目、ねこっ口、ちょっとした寝ぐせ、そして猫背!

 なんと愛らしいお姿。もうお持ち帰りしたい気分でした。
 また逆に、出勤モードも凛々しくて素敵でした。
 ビシっときまったスーツ姿、そんなあなたにおでかけのチューをせがまれた日には、もう絶対します。しまくります。
 おでこにチューです。おでチューです。
 まったく息子さんはなんともったいないことを…。
 そういえば、猫を預かった時がありましたね。
 あのぶさいくさんを巡ってまたあなたの素敵な一面を知ることができました。
 三味線、カルーアミルク、ミラクルアホウ、大人は忙しい、etc.…。

 来月になればまたあなたにお会いする事ができますね。
 もう今からその日が楽しみでたまりません。

 最後になりましたが、残暑や台風などいろいろあります。
 くれぐれもご自愛ください。
敬具

平成23年8月27日
のっぺけ

   私と太郎丸


 今回はこの私、国友澪里(くにともみおり)が代わりに読書感想文を書かせてもらった。
 最後に好きなことを書いていい、という見返り目当てとかではなく、この感想文が多くの人に読まれると嬉しいという一心である。

 さて、この作品では私達が住む猫庭の街や通っている鷹生学園、晴華が主を務めるファルケンスレーベン王国などが主な舞台となっている……らしい。
 王国と言っても晴華を含めて三人で住んでいるお城くらいしか残っていないのだけれども。

 このお城に住む三人のうち、まず一人は晴華瑠波(はるかるは)。先の王国の現女王で、
そのせいか『我』とか言ったり、やたら古風で偉そうな喋り方で話すクラスメイト。…………で、友達。
 先日までは私の勘違いのせいで良く思ってはいなかったのだけれども、それも無くなった今では、優しく芯がある子だと感じられるようになった。
 ただ、女王がゆえか、我が儘を時折言ったりするみたいだが、それは大抵執事の諫見がフォローしているようだ。

 晴華と一緒にお城に住んでおり、晴華の執事をしているのがこの諫見隼人(いさみはやと)という。とは言っても二人のやり取りを見ていると執事というよりむしろ、父子にも 見えたりするのだが。
 ちなみに、私にとってはただのクラスメイトだが、同じクラス委員を務めていることや共通の友人もいるせいか話す機会が多い。多少きつい言い方をしても、お構い無しに話しかけてきたりする。晴華同様、最近まであまり良く思っていなかった、はっきり言えば嫌いだった。だったのだけれども……。

 お城には諫見の母親も一緒に住んでいるとのことだが、私はあまり詳しくは知らない。

 その晴華や諫見とも仲が良く、私の友人でもあり、クラスメイトでもある樫村操(かしむらみさお)である。操の実家は猫庭でパン屋『カシムラベーカリー』を経営している。
操自身も店の手伝いが好きで積極的にしていたりする。
 その明るく人当たりの良い性格で、自然と人と仲良くなれることが多く、仲良くなった相手を『ちゃん』付けでよく呼ぶ。私もその対象であることが嬉しい反面、背丈も大きく、愛想もお世辞にも良いと言えない私にはあまり似つかわしくないのでは、と考えたことも。
まぁ、男で『ちゃん』付けされている橘などもいることだし、あまり深く考えないようにした。

 橘というのは橘薫(たちばなかおる)といい、やはり私達と同じクラスメイトであり、同性である諫見とは特に仲が良いようだ。

 最近になって、転入してきた実蒔希(さねまきのぞみ)とも仲良くなれた。昆虫の類が好きなようで、私が頑張って書いた『ファーブル昆虫記』の読書感想文も仲良くなれた要因の一つ、……と思いたい。
 希はこの学園の理事長の孫娘らしい。いわゆるお嬢様という言葉がよく似合う。

 希が転入してきた時期と合わさって、弘実が晴華と旧知の仲だったことを知った。
 辻賀崎弘実(つじがさきひろみ)。私の所属するモデル事務所の先輩で友達だ。
 晴華とは久しく会っていなかったと聞いていたが、それを疑わせるほどに本当に二人の仲は良い。

 この頃に並行して、生徒会長・風峰涼香(かざみねすずか)が自身の餌付けにより、学園に住み着いてしまった野良猫・太郎丸の飼い主探しを行っていた。
 この会長とは名ばかりの会長は、普段から『周りの仕事を増やすことが仕事』のような人だったので最早皆慣れていたようだが。
 私から見てとても可愛らしい猫だったので、すぐに見つかるだろうと静観していたが、一週間を過ぎても誰からの手も挙がらなかった。

 その後、晴華が自身を省みずに太郎丸のために行動するところを見た事をきっかけに、私は太郎丸を飼うことを決めた。
 今思い出しても、最初に太郎丸を発見した際に、諫見から「国友が飼えば?」と言われた時は心を動かされそうになりながら、苦手な父の顔を思い浮かべだけで素直に頷くことが出来なかった自分が情けないと思う。


 最後に『神聖にして侵すべからず』の体験版をプレイしてくれた皆に声を大にして伝えたいことがある。
 それは太郎丸がかわいくないなんてことはありえない、ということだ!

 世間一般にいるような猫とは違い、確かに図体は大きいが、それを補って余りあるほどの最高の抱き心地のある体型! そこに描かれる決して真似できないほどの独特な模様!
 気品溢れる絶妙なヒゲに、神秘さと愛くるしさを併せ持つこの顔! 機敏さのかけらも見当たらないが、この大きな身体に似合うキュートな足! どれを取っても完璧と言わざるを得ない! そもそも、猫は愛想が無いからかわいくないという人もいるが、それこそが猫が高貴である所以でもあり、かと言って薄情かと言えば、古くは『長靴をはいた猫』に代表されるように――――(以下、延々と脱線していったので割愛)。
 いや〜プレイしたよ、体験版!
神聖にして、侵すべからず!
これは素敵な作品になること間違いなしだね。

一人ぼっちの女王様、瑠波ちゃんと彼女を支
える隼人君。

瑠波ちゃんの力になるため、小さな王国を救う
ため、幼かった二人が女王と家臣になることを
決め奮闘する日々――

ああ、実に泣けるお話じゃないか!
僕なんか年甲斐もなくジーンときて
しまったよ……

それはそうと、王室公用車が自転車だとは、
実に良い趣味をしているね。

金ぴかに塗っているのなんて1982年
江ノ電に広告電車として、始めて登場した
江ノ電300系をつい思い出してしまったよ。

僕も本でしか見た事がないけど、夕日に照ら
されて走るその黄金列車は、実に神秘的で
美しかったんだろうね。
ああ一度でいいからこの目で見たかった!

そうそう、通学の移動手段について僕にいい考
えがあるんだ。
本来なら皇室用客車のように、瑠波ちゃんも王
室専用客車を使って、屋敷から学校までに
線路を敷くのがいいと思ったんだけど、
さすがにそれが難しいのは僕だって
分かっているよ。

そこでさらに考えたっ!

人力車はどうだろうってね。ピカーン!

人力車が何かはもちろん知ってるよね。
そう、観光地などで見かける乗客を乗せて
引いて走る乗用二輪車のことさ!

人力車が日本で本格的に普及し始めたのは
明治からで、最初に発明したのは3人の日本
人と言われているんだ。

人力車はそれまで主流だった駕籠より早く
馬よりも運賃や人件費の方が安いといった
理由で爆発的に増えていったのさ。

なんてたって人力車は人が原動力だからね。

簡単に言ってしまえば、その日食べる
お金さえ貰えれば、体力の続く限り
動ける究極のエコな乗り物なのさ!

さて、ここで動力が人間ということで
何かと似ていると思わないかい?

そう! 人車軌道だよ!

人力車も、僕の愛する人車軌道と同じように
低コストでなおかつ利便性に優れた輸送車として
全国に普及していったんだね。

その証拠に、製造から1年半で1万台以上!
これは営業を始めた府内だけだよ!?

そして明治中期には全国で20万台以上が
保有されたと言われてるんだよ!
アンビリーバボーだよね!!

ここまで増えた理由は、資本がたいして
かからず、手続きも簡単で、体力さえ
あれば誰にでも出来る仕事といったところ
だろう。

その日の暮らしさえ困難な人たちから見たら
人力車はとても、魅力的な仕事だったのさ!

その後、徐々に改良を加え、タイヤはゴム
製へ、衝撃吸収のためにバネをつけるなど
乗り心地も格段に向上して行き、現代の
人力車に近い形へと変わっていったのさ。

ちなみに、大正時代日本へ訪れたかのアイ
ンシュタインは、力車を引く車夫の姿を見て
奴隷労働を嫌悪して乗車を拒否したんだ。

少し残念な話だね。
彼も素直に乗っていれば、人力車の魅力に
とり憑かれたかもしれないのに!

あーもったいない!!

しかし、そんな人力車も人車軌道と同じく
鉄道や車の技術が発達するにつれ徐々に
その数を減らしていったんだ。

ああ……! いつの時代もアナログは
ハイテクには適わないのだねえ!
ううぅ……

だがしかしっ! 現在では、主に観光地巡り
として需要が増え、その数も数百台以上まで
に増えてきたんだ! これは大変に喜ばしい
ことだよね。

古き良き物を愛する人の心は、いつだって
変わらないものなのさ。

だから僕は、隼人君にもぜひ人力車をオス
スメするよ。

乗り心地も快適で、雨だって防げてまさに
王室様専用車にはもってこいな乗り物だと
思うんだ!

ああ、もちろん言ってくれたらペンキ塗りは
僕のほうで――

え? もっと体験版の感想を話せって? 
あはは、もちろんわかかっているさ。

オホン――、そうだね、作中で僕が一番強く
惹かれたのは、王国と猫庭の皆が一緒に
なって、この小さな国を大切にしている
ところだね。

もちろん、知らない者が見ればおかしな
町にしか見えないのかもしれない。
小さな女の子が家臣を連れて町を巡幸なんて
普通じゃ考えられないからね。

だけど、猫庭の皆は瑠波ちゃんのことが
大好きで、そして今はまだ知らない子供
たちも成長していくにつれて、この小さ
な国を、小さな女王様を大好きになって
いくんだろうね。

猫庭の住人が大好きな女王様と、女王様が
大好きな猫庭の住人。

これだけでこの作品が温かく、そして優しい
物語なんだってことが分かるよね。

おっと、少し僕らしくない感想だったかな。
いやー、お恥ずかしい。

なにはともあれ、神聖にして、侵すべからず
は9月28日発売。

僕もさっそく、くま電に乗って予約して
くるよ。

それはそうと――