『てとてトライオン！』人気投票

No.2603 - 164票目：【ガッツが足りなきゃ根性で補えばイイじゃない！】　#12.きみにサチあれ　／　■浜辺　夕方、学園祭打ち上げに集う面々。サニーサイド提供の焼肉で盛り上がる。　騎「美味い！　このカルビは絶品だな！」　優「あ、ハツの追加お願いするっス！」　夏「あー！　騎士くん、そのタン禁止～！」　慎「コラ、夏海！　意地汚いぞ――ほら、零れてる…」　手元の布巾を探る慎一郎。傍に置かれた手紙に気付く。　慎「俺宛だ…誰からだろう？　何々、『獅子ヶ崎灯台で、待っています』――名前は無いなぁ」　一「おー、何だ何だ、ラブレター？」　慎「うわっ!?」　覗き込む一乃。皆に囃される慎一郎。　芹「やるわね、鷲塚くん」　夏「ひゅーひゅー！　――あ…この字…」　手「どうかしましたか、夏海ちゃん？」　鳩「なになに？　スクープのヨ・カ・ン」　鷹「鳩、お前は――」　鳩子に肩車で乗る鷹子。四肢で頭を固定し身体を左に倒す。　鷹「――黙ってろ！」　鳩「ぎゃーッ!!」　一「あれは、鷹子必殺の『転蓮華』!!」　慎「うわ…鳩子先輩の首が、あらぬ角度に…」　鈴「で、どうするんですか？　先輩」　慎「それは…」　夏「こんじょだ、こんじょ！　慎一郎」　手「なつみんの言う通りです。男を見せる時ですよ」　慎「そうだな…誰だか判らないけど――行ってくる！」　走り去る慎一郎。　手「…よかったのですか、夏海ちゃん？」　夏「あはは…私は、ふたりとも大好きだから…」　手「その人の幸せを願う事も、また愛…ですね。おひとつ、いかがですか？」　ちーかまを勧める手鞠。　夏「ありがと、てまりん」　手「いえ」　沈む夕日に向かい、ちーかまを食べる二人。　夏＆手「「もきゅもきゅもきゅ……」」　景「なかなかシュールな画だね」　な「青春ね～」 (2008年10月8日 19時34分)